交通事故被害はいつ巻き込まれるかわからないので保険に入っておくことが重要

今回は交通事故に備えて保険に入っておく事で得られるメリットをご紹介していきますので、もしすでに加入済みの方でも見直しの参考になれば幸いです。

交通事故被害に遭った時のためにも保険には加入しておくべきなのか

人生において最も大きな買い物と言えば、住まいの購入がよく挙げられておりますが、その次に大きな買い物とされているのが保険です。

保険といっても様々な種類があり、地震大国である日本では地震被害の補償をしてくれる地震保険、自分が死んだ時に遺族にお金が入る生命保険などがあります。

そして、交通事故にあった時に様々な補償を受けられる保険もありますが、人によっては加入していない方もいらっしゃるのです。

なぜ加入していないのか、について理由は人それぞれではありますが、単に保険は興味が無い、交通事故に遭うことはないと思っている、掛け金が勿体無いなどから、加入をしていない方もいらっしゃいます。

しかし、もし交通事故被害を補償する保険に入っていなければ、万が一の時に様々なデメリットが考えられるので、やはり保険加入はしておいたほうが良いのです。

今回は交通事故被害関係の保険に入るメリットなどについてご紹介していきますので、もしまだ入っていない方は入ってなかった時のリスクも同時に考えてみてください。

交通事故被害に遭っても保険が有効ならば手厚いサポートが受けられる

自動車を持っていない、交通事故被害には遭わないだろうから保険には入らない、ということで得られるメリットは月々の掛け金の支払がない事ぐらいです。

ですが、自動車との接触事故は大怪我を伴い、最近だと自転車との接触でも死亡事故が発生するほどですので、やはり交通事故への備えが無いのは不安が付きまといます。

この交通事故被害をカバーできる保険に入ると、今から紹介するような特約などがありますので、いざという時に手厚いサポートが受けられるのです。

なお、実際にどんな補償内容なのかは保険会社などで確認してから、加入する保険や特約などを検討しましょう。

まず、交通事故の被害を受けた場合ですが、一般的には加害者側が加入している自賠責保険で補償を受ける事ができます。

ここで「加害者の自賠責保険があるならば被害者側は何もいらないのでは?」と思うかもしれませんが、交通事故ではお互いの過失割合などの関係から思った金額を得られない可能性もあるのです。

また、相手が逃げてしまったり、実は自賠責保険に入っていなかった、などであれば加害者側からの補償が十分に受けられない事も考えられます。

このように交通事故に遭った時に備えて、こちらとしても人身傷害補償保険などに加入を検討しておくと良いかもしれません。

交通事故で怪我をした時に有効な保険と健康保険に関する誤解とは?

上記の項目で触れた人身傷害補償保険ですが、こちらは一般的に補償の対象となる方が怪我・死亡した場合に効力を発揮します。

この人身傷害補償保険であれば、本来は検討される過失の有無に関係なく、怪我などの治療費や休業損害などを補償するので、不利な状況になりやすい交通事故被害者を手厚くサポートできる保険です。

ただし、保険会社によっては人身傷害補償保険の(搭乗中のみ)というタイプがあり、こちらだと歩行中・他人の車に乗っている時に遭った交通事故だと対象外になるため、しっかり確認と検討をしてから加入しましょう。

次によく交通事故で怪我をした時は健康保険が使用できない、病院側から自由診療のほうをオススメされた、という話を聞いた事はないでしょうか。

実はこの話における健康保険が使えない、というのは誤解であり、なぜそんな認識が広がっているのかについては、「病院側から健康保険は使えませんと言われた」という話がよく挙げられます。

理由として病院側からすると健康保険を使うより、自由診療にしたほうがより多額の治療費を請求できる背景があるからとされているのです(全ての病院がそうであるとは限りません)。

ですが、交通事故による怪我もちゃんと健康保険は利用可能であり、もし健康保険が使えないと主張するような病院だと、今後の治療もおまかせできるとは言えません。

交通事故の怪我によっては後遺症やリハビリなどもありますが、健康保険を使わせてくれないような病院より、親身に治療をしてくれる所を探したほうが良いでしょう。

交通事故の案件に強い弁護士さんを雇うことになった時に備えて弁護士費用特約は必須

交通事故では弁護士さんのお力を借りなければならない事もありますが、やはり依頼する費用が気になってしまうかと思います。

しかし、交通事故の加害者が弁護士さんを雇ったり、加害者側の保険会社が出てきた時も交渉事に不慣れな素人では不利な状況になるだけです。

さらに考えてみて欲しいのですが、交通事故で車などと接触して入院するほどの大怪我をした時、まだ満足に動けないのに加害者の保険会社などと示談の話をすることは可能でしょうか。

そんな時に被害者側が任意保険で「弁護士費用特約」があれば、示談交渉・裁判といった場面で頼りになる弁護士さんの費用を、保険会社が肩代わりしてくれます。

やはり精神面でもお金のことで怪我の治療にも専念できなくなるのも良くありませんので、まずは怪我の症状などが落ち着くまで示談の話には応じないほうが良いのです。

そして、落ち着いてきた頃に交通事故案件に強い弁護士さんに依頼ができれば、示談交渉の際も安心しておまかせできるので、治療が終わるまで焦る必要性はありません。

このように、交通事故案件に強い弁護士さんを雇える・雇えないのでは大きな差が生まれますので、保険加入時に検討したい特約の1つと言えるでしょう。

以上から、交通事故に備えて保険加入をしておくこと、または加入している保険や特約を確認して、いざという時に利用できるかを見直すことも重要です。